立ち止まって、自分の支援のあり方を見直した日


施設を訪ねて、支援のあり方を見直した日


先日、特定妊産婦等支援事業の情報共有のため、地域の乳児院を訪問させていただきました。

始めは、事業の連携の可能性を探るために訪問しましたが、結果としてそれ以上に、私自身の支援のあり方を見直す大切な時間になりました。


当日は、職員の方が外で温かく迎えてくださり、施設のこと、事業のこと、これまでの歩みや成果について、親切丁寧に、誠意をもってお話ししてくださいました。


うまくいったことだけでなく、新事業でモデルケースがなく試行錯誤してきたこと、他施設や専門職と相談しながら進めてきたことも、包み隠さず語ってくださった姿が、とても印象に残っています。



「実家のような場所」を目指して支援


特定妊産婦等支援事業では、「実家のような場所」を目指していると伺いました。

温かく、遠慮がなく、居心地のよい場所。

その言葉どおり、施設全体が明るく、開かれていて、乳児院に対して私が持っていたイメージが大きく変わりました。


この地域の特性を踏まえ、入居ではなく、3泊4日のお泊まりの生活支援で、必ず事前訪問を行い、お泊まり後には保健師と一緒に自宅訪問をしていることでした。

妊娠・出産から継続して関わり、顔を知っている関係を大切にして、予防的支援に力を入れているとお話ししてくださりました。

その一つひとつが、この地域で必要とされる支援の形なのだと感じました。



自分のこれまでの支援と重ね合わせて



「お母さんのためのハンドケア」や、「親子のふれあいハンドマッサージ」


それは本当に今のお母さんたちに必要とされているのだろうか。

昔のお母さんとは、状況も価値観も違うのではないか。

地域によって、求められる支援は違うのではないか。

独りよがりな支援になっていないだろうか。


施設の方が「地域性によって、必要な支援は違う」と話された言葉は、まさに今の私自身への問いかけのように感じました。


また、「予防的支援」というのも、わたしが目指すものだと思いました。



この地域で必要な支援を、もう一度考える


全国フォーラムでの学びも参考にはなるけれど、すべてをそのまま当てはめることはできない。

だからこそ、この地域に合った形を探し続けているのだと


支援とは、正解を持って始めるものではなく、迷い、立ち止まり、考え直しながら続けていくものなのかもしれません。


今回の訪問は、何か新しい取り組みがすぐに始まる、という結果にはつながりませんでした。

それでも、自分の支援を見つめ直す大切な機会をいただいたことに、心から感謝しています。


この地域で、本当に必要とされる支援は何か

どうすれば、必要な人に、無理なく届くのか


答えは簡単には出ませんが、これからも現場の声に耳を傾けながら、考え続けていきたいと思います。

ソシオエステティシャン   加藤陽子

医療・福祉・地域に向けたソシオエステティックの提供と講師活動を行っています 触れるケアで、孤立や不安に寄り添う 医療・福祉現場に活かせるソシオエステティックと講座を提供しています 現場で実践できる形で導入をサポートします 市主催講座や地域活動の実績をもとに、安心してご依頼いただけます

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