いくつになったって、どんな時だってキレイでいたい!
さまざまな理由でサロンに通えなくなるお客様
当サロンのお客様には、シニアのお客様が多くいらっしゃいます。
よく口にされるのは、「私が車に乗れるまでは通うから」というお言葉。
嬉しい反面、ずっと、どこかもどかしさを抱えてきました。
当サロンのキャッチフレーズは「生涯の美と健康のパートナー」
生涯って言っているのに、「ご自分で外出できなくなったら、さようなら。」では、嘘ばっかり!
実際、これまでさまざまな理由で外出できなくなり、サロンを去っていかれたお客様がいらっしゃいます。
出産して子供がいるため外出できなくなった方
ガンの手術後、家に引きこもるようになった方
脱毛症で髪が抜けて、見た目を気にして外出できなくなった方
親の介護のため仕事をやめ、自由になるお金がなくなった方
など‥
サロンに通えない方のために今できること
現在、わたしはソシオエステティックのインターンシップ先を開拓中です。
ソシオエステティック養成講座では、自分でインターンシップ先を開拓しなければなりません。
想いだけは人一倍強く、早くインターンシップがしたいのに、受け入れてくださる場所がみつからない。
そんな宙ぶらりん状態。
ソシオエステティック養成講座では、大学の講師、医師などから医療や福祉、心理学の講義を受けました。
実習では、現役のソシオエステティシャンからベッドでの対面の施術や車椅子での座位の施術も学びました。
そんなわたしだから、サロンに通えない方のためにできることがあるのではないか?
それが「訪問エステ」です。
健康な方と社会的困難を抱えている方との間の大きな溝
かねがね、エステティックの対象である健康な方とソシオエステティックの対象である社会的困難を抱えていらっしゃる方(と認定される方)との間に大きな溝があるのではと思っていました。
特に、わたしが住んでいる地域は田舎のため、持ち家率も高く、住む場所はあるため、何か家庭で問題を抱えていても表面化することは少なく感じます。
また、田舎ならではの世間体を気にする気質から、家庭の恥だと隠す傾向もあり、露呈する時は事件にまで行ってしまうケースがあります。
実際、ご近所で重度の障害のあるお子さん(と言っても大人)が家にいらっしゃるのに、救急車が来るまで知らなかったなんてこともありました。
病院に入院するまでもない、施設に入居するまでもない。
でも、困っている、悩んでいる、不安を抱えている‥
そんな方々が、ケアを受けながら、ちょっと困ったことを話せるような存在になりたいと思います。
シニアのお客様に「今度、訪問エステを始めようと思います。」とお伝えしたら
「まぁ、嬉しい!歳をとる楽しみがまたできたわ。」
と、お喜びいただけました。
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