人としても成長できる「ソシオエステティシャン」は理想の姿
ソシオエステティシャンは難しい仕事
厚生労働省のキャリアマップでは、ソシオエステティシャンはスペシャリストレベルやマスターレベルに位置づけられており、サロンを独立開業していたり、講師やインストラクターもできるようなレベルのエステティシャンが有する資格です。
日本エステティック協会では、認定エステティシャン以上の資格を有しており、5年以上の実務経験がないと、ソシオエステティシャン養成講座に参加できません。
つまり、ソシオエステティシャンの仕事は、サロンで健康な方の施術が出来たうえで、病院や社会福祉施設のスタッフの一員として、エステティシャンとしての角度から、精神的、肉体的、社会的な困難を抱えている人たちに対してアプローチする難しい仕事です。
ソシオエステティシャンの十戒
ソシオエステティックは、約40年ほど前、フランスのルジエール女史の想いから生まれました。
そのルジエール女史がソシオエステティシャンが守るべき戒めを提唱しているので、ここでご紹介させていただきます。
ソシオエステティシャンの十戒
1.体力があること(無理のある姿勢になることがある)
2.適応力があること(様々な職種の方々に対して)
3.精神状態が安定していること(個人的問題は持ち込まない)
4.余裕を持つこと(施術者に対して常にリラックスした対応をする)
5.世話好きであること(人に認められてこそ自分の存在感が生まれる。人と人との触れ合い、他人の喜びを分かち合う)
6.礼儀正しくあること(会話で施術者の気持ちを落ち着かせること、イライラした態度であっても忍耐力で乗り切る)
7.楽天的であること(柔らかく、自然な表情で非施術者の心を開かせる)
8.観察力を持つこと(私物や体の状態を細かく観察する)
9.耳を傾けること(暖かい気持ちで黙って傾聴する)
10.自制心を持ち、恐怖心を克服する(日、施術者の環境や病気に対する恐怖を克服する)
いかがですか?
いかに、ソシオエステティシャンが出来た人間でないといけないかお分かりいただけるかと思います。
ソシオエステティシャンは理想の人間像
まだインターンシップ中で、大変なのは、これからだと言う事は重々、承知しています。
それでも、開拓がうまくいかない時、仕事で失敗してしまった時などは、どうしてここへ足を踏み入れてしまったのだろうと思ったこともあります。
ソシオエステティック養成講座で、「ようこそ、茨の道へ。」と言われた訳が身に染みてわかります。
それでは、どうしてそんな大変な思いをしてソシオエステティシャンを目指すのでしょうか?
それは、ソシオエステティシャンが単なる職業ではないからです。
ソシオエステティシャンになりたいというよりは、わたしがこうなりたいと思う姿こそが、ソシオエステティシャンだからです。
嫌な仕事ならやめればいい、でも自分をやめることはできない。
だから、ソシオエステティシャンとして、人として成長していきたいものです。
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