「ソシオエステティシャン」は楽な仕事ではありません!



ソシオエステティックは肉体的にも重労働


最近、ソシオエステティックの勉強をしているとお話しすると、立て続けにこんなことを言われました。


「そろそろ、リタイヤですか?」

「もう歳だから、そのほうがいいかもね。」

「トリートメントが辛くなったのですか?」


たまたまかもしれませんが、ソシオエステティックの仕事が誤解されているのでは?と感じることが続いたので、ここで弁明させてください。


ソシオエステティックの仕事は、決して楽な仕事ではありません!

精神的にはもちろんのこと、肉体的にも大変な仕事です。


わたしも歳をとってずいぶんと丸くなったと思っていましたが、久々に腹立たしい気持ちになりました。

私だけならともかく、ソシオエステティシャンを目指している仲間まで誤解を受けたような気がしたからです。


やはり、何でも新しいことを始めるということは、大変なのだなぁとつくづく思います。



ソシオエステティシャンは40代、50代が活躍


現在、資格を保有しているソシオエステティシャンは全国で120名ほどしかいないのですから、認知されていなくて当然です。


確かに、ソシオエステティシャンには、40代、50代の方が多く活躍されています。


ソシオエステティックは、人生における様々な経験が生かされる仕事なので、歳を重ねていたほうが有利なことはあります。


それは、困難を抱えていらっしゃる方の身になって考えることが出来たり、その置かれていらっしゃる状況の理解が深まったりするからです。


わたしの周りにも、ご自分の病気やご家族の死を乗り越えてこられた方、現在、ご家族を介護中の方、ご家族に障害のある方がいらっしゃる方など、さまざま経験をお持ちの方々が、その経験を社会に貢献したいと高い志を持って活動されていらっしゃいます。



誤解を受けやすいソシオエステティシャンの仕事内容


しかし、ソシオエステティックの仕事が一見、楽そうに見えるのは、老人ホームなどで、介護ボランティア、福祉ボランティア、アロマボランティアなどの方がハンドマッサージなど同じようなことをしていらっしゃったりするからではないでしょうか?


ボランティアの方にもできるのだから、きっと簡単に違いないと思われているのかもしれません。


また、対象者が病気や高齢者の方々のため、施術内容が力を要さないことと、部分ケアだからだと思います。


病気や高齢者の方の施術では、筋肉を解したりしないため、力は必要ありません。

また、皮膚が病気や老化で脆くなっているため、やさしくさするだけや、時には手を重ねて温めるだけの時もあります。


傍目には、何の技術も必要ない誰にでも出来ることをしているかのように見えるかもしれません。

しかし、ちょっとしたことで体力を消耗させてしまい、急に状態が変化することがあるので、細心の注意が必要です。


目が離せずいつも緊張状態で、まさに「命の現場」なのだと実感します。


当サロンのお客様には看護師の方が多いのですが、今さらながら、大変な現場でお仕事をされていらっしゃったのだなぁと知りました。



ソシオアシス

SOSIOASIS(ソシオアシス)はフランス語で社会を表すSOCIO(ソシオ)とOASIS(オアシス)を合わせた造語です。 社会の困難や厳しい状況の中での安らぎや安息の場所でありたいという意味が込められています。

0コメント

  • 1000 / 1000