【体験】ママだってキレイになりたい!メイクで自立支援
やっと実現したメイクのワークショップ
かねてから母子生活支援施設で自立支援のためのメイクのワークショップをしてもらえないかとのご依頼がありましたが、先日、やっとそれが実現しました。
参加者は5名で20代から40代までいらっしゃいました。
中には翌日、就職の面接試験を控えている方もいらっしゃいました。
日頃からメイクをしていらっしゃる方は1名のみで、あとの4名はほとんど初心者。
出かける時におしろいと口紅だけを付ける方
いつも眉とリップだけメイクする方
メイクは全くしたことがない方
みなさんフルメイクをしたことはなく、ちゃんと教わったことはないため自己流で部分メイクをしてきたそうです。
ワークショップの内容
ワークショップの時間は1時間
以下の内容で進行しました。
1.ベースメイク(BBクリーム、クッションファンデ、パウダーファンデ)
2.アイブロウ
3.アイカラー
4.リップ
5.フェイスカラー
経済的に余裕のない方が多いこともあり、化粧品はすべてドラッグストアで買えるプチプラコスメを使用しました。
また、発達障害や精神疾患を抱えた方もいらっしゃるため、シンプルで多機能な化粧品をご用意しました。
表情は真剣そのもの
「ファンデーションはメイクの基本。ファンデーションが決まればメイクは70%決まるんですよ。」
ファンデーションの色合わせから始まり、パウダーとBBクリームのそれぞれの特徴についてお伝えしました。
手先が不器用な方もいらっしゃるため、クッションファンデもご用意しておきました。
パフでポンポンと叩くだけで簡単でキレイに仕上がるクッションファンデは大人気で、みなさん目をキラキラさせ試していらっしゃいました。
一番、苦労したのは「アイブロウ」
基本の眉の角度をお伝えし、ポイントに軽く印をつけて眉の流れにそってアーチ型に繋いでいきます。
みなさん真剣そのもの。
無言で鏡の中の自分の顔に集中しています。
わたしも教えがいがありました。
施設スタッフも「こんなに真剣な姿は初めて見た。」と感心していらっしゃいました。
今まで何にも興味を示さなかった方が美容には関心を示されたのです。
どんなママでも子どものことが優先で、自分のことは後回しになりがちです。
でも、こういう場を設けることにより「自分もキレイにしてもいいんだ」と感じていただけ、自分に意識を向けることができたと実感しています。
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