【体験】学びが多かった婦人保護施設でのインターンシップ
最後のインターンシップを終えて
先日は婦人保護施設での最後のインターンシップでした。
一年にわたり訪問し美容ケアをさせていただき感謝が絶えません。
わたしは、コロナ禍で増えた児童虐待問題の解決に向けて、エステティシャンとしての立場を活かした子育て支援がしたいと考え、ソシオエステティックを学びました。
そのため、今後の活動につなげるために、母子生活支援施設と婦人保護施設でのインターンシップを希望しました。
しかし、母子生活支援施設はワークショップが不定期で行われるため、なかなか回数をこなすことが出来ません。
そんななか最後までモチベーションを維持できたのは、いつもソシオエステティックを楽しみにしてくださった入居者様、ご理解とご協力をいただいた職員様のおかげです。
対象者の気持ちに寄り添うことの大切さ
ソシオエステティックでは一度きりの出会いも少なくありません。
しかし、婦人保護施設では時間をかけ、お一人おひとりと向かい合えたから気付くことができた変化もあり、対象者の気持ちに寄り添うことの大切さを学びました。
長く担当していると、色々なことがあります。
愚痴を言う方、不満を漏らす方、苛立ちを抑えられない方、怒りを露わにされる方、体調を崩される方など
決して良いことばかりではありません。
しかし、嬉しいことがあった時は喜びもひとしおです。
入居者様の嬉しい変化
ある入居者様の変化には前回のワークショップから気づいていました。
ピアスを付けていらっしゃり、服装もヨガ体操を意識した柄があしらわれたパンツスタイルで、おしゃれに気を使っていらっしゃるのが分かりました。
わたしが「可愛いですね。」と褒めると
入居者様は「えへへ」と気付いてもらえて嬉しそうでした。
そして、今回は更にはっきりと変化が確認出来ました。
いつもは髪を引っ詰めていらっしゃるのですが、髪を下ろして、柄物のスカンツでエレガントに決めていらっしゃいました。
そして、一番驚いたのは、お話しの仕方がこれまでとは全く違ったのです。
声が大きく張りがあり、ハキハキとテンポ良くお話しになられ、まるで別人のようでした。
今回で最後の実習となりましたが、「きっと大丈夫」という確信に近いものを感じました。
そして清々しい気持ちでいっぱいになりました。
皆さまのご多幸を心よりお祈りしております。
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