母となったすべての女性にソシオエステティックを


「出産は病気じゃない」って本当?


ソシオエステティックとは、精神的苦悩(精神障害、アルコールや薬物等の様々な依存症)、肉体的苦悩(病気・事故・老化)、社会的苦悩(失業や服役)を抱えた人たちに対して、美容行為を通じて、心と身体のバランスを取り、自己イメージを高めることで、生きる歓びを再度見出していただくことを目的とします。


産後の女性の体は「全治2ヶ月の怪我と同じ」とも言われるほど肉体的ダメージを受けていることをご存知でしょうか?


また、生活環境の変化、ホルモンバランスの乱れ、慣れない育児への不安などよる精神的不安定さから、毎年10万人(出産女性の10〜20%)が産後うつを患っているそうです。


よく「出産は病気ではない」と言いますが、これらのことから、出産はまさに精神的・肉体的「苦悩」であると言ってもいいでしょう。


そういった意味では、出産した母も、ソシオエステティックの対象となるべきだと考えています。



産後の心身の変化が及ぼす影響


産後の心身の変化は「産後うつ」「乳幼児虐待」「夫婦関係の不和(産後クライシス)」などを引き起こす原因となります。


日本では、妊婦や乳児への手厚いケアがありますが、産後の母親の体や心のケアは後回しになっています。


わたしは自分が出産した経験から、どうして日本の社会はもっと母となった女性を労わらないのだろうと思って来ました。


「出産が大変なのはわかるけど、産んじゃえば後は大丈夫なのでは?」

「今までみんなそうやって子育てしてきたし…」

という程度の認識に留まっています。


ちなみに、ソシオエステティックの本場であるフランスでは、産後ケアに100%保険が適用され、無料で受けることができます。


「産後ケア」に特化した子育て支援のプログラムを始めようと思ったのはこのためです。



ソシオアシスの産後ケアプログラム


ソシオアシスの産後ケアは、「傾聴を共なう美容ケア×セルフケア×ワークショップ」の3本柱で、母となった女性が心も体も元気になっていくことを目指しています。


単なるリラクゼーションやリフレッシュに留まらず、セルフケアも学び、自信を取り戻し、本来の自分を取り戻すためのプログラムです。


また、コミュニケーションのためのワークショップも開催し、家にひきこまらずに外へ出るきっかけづくりや仲間づくりの機会をご提供します。


妊娠中から産後の社会復帰までを目指します。


担当するソシオエステティシャンは、医療や福祉、心理学などの知識を学んだ美のプロフェッショナルです。

また、自身も3児の母であり、産後特有のメンタリティを熟知した子育て経験豊富なソシオエステティシャンです。



ソシオアシスがつくりたい社会


日本では、母となった瞬間から自分のことは二の次で子ども優先の生活が始まります。


「赤ちゃんは可愛いけど、まさか産後がこんなに大変だったとは知らなかった。」

と、誰でも一度は思ったことがあるでしょう。


何を隠そうわたしもその一人。

(世の中のお母さんはみんなこんな大変なことをやっていたんだ。)と、敬意を払わずにはいられませんでした。


ソシオエステティックは決して贅沢なことではありません。

心身の健康を回復させるために必要な美容ケアなのです。


わたしがつくりたいのは、母となったすべての女性が誰にも気兼ねせず当たり前にソシオエステティックを受けられる社会です。


そのために、ソシオアシスの産後ケアプログラムを一人でも多くの女性に届けていきたいと思います。



訪問産後美容ケアについて

ソシオアシス

ソシオエステティックの子育て支援 SOSIOASIS(ソシオアシス)はフランス語で社会を表すSOCIO(ソシオ)とOASIS(オアシス)を合わせた造語です。 社会の困難や厳しい状況の中での安らぎや安息の場所でありたいという意味が込められています。

0コメント

  • 1000 / 1000