親子のコミュニケーションにハンドトリートメントを


トリートメントはプロだけのもの?



先日、「ハンドトリートメントを元気のないお友達にやってあげたいと思うけど、どの講座も敷居が高くて」というご相談を受けました。


わたしも以前は、ハンドトリートメントを仕事に活かしたいという看護師、助産師、介護士、保健師、児童相談所の職員などの医療や福祉従事者に教えた経験があります。


どの方も患者様や入居者様を癒してあげたいと熱心に学んでいらっしゃいました。


しかし、その「トリートメントをしてあげたい」という気持ちが大切であって、対象が家族や友人であっても良いはずです。


そう、トリートメントはプロのためだけのものではありません。



アーユルヴェーダではオイルマッサージは家族のケアで行われている



インドが発祥でスリランカで発展したとされる世界最古の伝承医学アーユルヴェーダをご存知ですか?


アーユルヴェーダはサンスクリット語で「アーユス」は生命、寿命、「ヴェーダ」は科学、知識という意味で、インドの人々にとっては、「生命科学」すなわち、生活の知恵、宗教や哲学、人生そのものの教えで、より良い人生を目指すものです。


オイルマッサージ、ヨガ、呼吸法、瞑想、ハーブを用いた食事療法などはすべてアーユルヴェーダの一部であり、病院へ行くことのできない貧困層の代替医療として受け継がれて来ました。


1970年代にアメリカのヒッピーがインドを旅して、路上で行われていたオイルマッサージに興味を持ったため、外国人向けにアレンジされアーユルヴェーダマッサージが人気となりました。

その後、自国でも広め、それがビジネス化され日本にも伝わったとされています。


オイルマッサージは、リラクゼーションサロン、エステティックサロン、痩身サロンを始め、美容院のヘッドスパ、産院のベビーマッサージ教室、介護施設、病院の緩和ケア、週末ケア、看取りなどに幅広く取り入れられています。

最近では、葬儀屋が湯灌にアロマオイルトリートメントを取り入れているのを見たこともあります。


しかし、元々インドでは家族で日常的にマッサージをし合う習慣があります。


おばあちゃんが赤ちゃんに

お母さんが子どもに

子ども同士で

子どもがお母さんに

お母さんがおばあちゃんに


大人になる頃には誰もがマッサージ出来るようになっているので、わざわざ学校や教室に行く必要もありません。


こんな素敵な習慣を日本にも広めたいと思う今日この頃です。



見過ごされている児童の心のケア


最近、産院でのベビーマッサージはよく見かけるようになりましたが、日本は子どもが少ないためか、子ども同士でマッサージをし合う習慣は根付きませんでした。


そのため、親子のトリートメントが必要だと考えています。


わたしの経験から、小学校の中学年までに親子のコミュニケーションが取れ、信頼が築けていると、その後、子どもが何か悩みを抱えたり、いじめられていたり、トラブルに巻き込まれていたりした時に、隠さず打ち明けやすくなる気がします。


子どもが小さい時は叱れば言うことを聞きますが、小学校の中学年くらいから自我が生まれ言うことは聞かなくなります。しかし、本心はまだまだ甘えたかったりします。


もし、トリートメントの習慣があれば、子どもの様子が暗かったり変な時に「ねぇ、トリートメントしてあげようか?」とさりげなく声をかけることができます。


反対に、子どもは甘えたかったり何か打ち明けたい時に「お母さん、トリートメントして!」とトリートメントをきっかけにして寄ってきやすくなります。



親子のハンドトリートメントイベント開催


ソシオアシスでは、福祉施設、福祉センター、幼稚園、保育園、子育てサロンなど向けに出張イベントサービスを行っております。


親子のスキンシップやコミュニケーション、想い出づくり、児童虐待防止にいかがでしょうか?

興味を持たれた方は、ソシオアシスのホームページからお気軽にお問い合わせください。


ハンドトリートメントが親子のコミュニケーションツールとなり、良好な関係づくりに役立てばと願っております。


ソシオアシス

ソシオエステティックの子育て支援 SOSIOASIS(ソシオアシス)はフランス語で社会を表すSOCIO(ソシオ)とOASIS(オアシス)を合わせた造語です。 社会の困難や厳しい状況の中での安らぎや安息の場所でありたいという意味が込められています。

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