【体験】日本産アロマを使った親子のハンドトリートメント



トリートメントはコミュニケーションの手段


現在、母子生活支援施設でソシオエステティックの資格取得のためのインターンシップをしています。


以前、母子生活支援施設には、様々な理由で入所される方がいらっしゃることを書きましたが、最近一番多い理由が虐待です。


(母子生活支援施設での活動については、 「母子生活支援施設での「親子のハンドトリートメント」」 をご覧ください。)


わたしは、かねてからトリートメントはコミュニケーションの手段として有効だと考えており、少しでも虐待防止につながればと願っております。



母子生活支援施設で日本産アロマを使用


先日も、施設のイベントとして、「ママと子どものハンドトリートメント」を開催させていただきました。


参加されたのは、全部で4世帯の10名の親子

お子さんの年齢は3才から小学4年生まででした。


いつもトリートメントにはyuicaの樹木系のアロマオイルを使用していますが、今回は小さなお子さんもいらっしゃるとのことだったので、初めて柑橘系のアロマオイルも使用してみました。


ご用意した精油は、ヒノキ(木部)、スギ(葉部)、ゆず、だいだいの4種類

すべて日本産のわたしたち日本人になじみのある香りです。


4種類の精油の中から、お母さん方にそれぞれ好きな香りをお選びいただきました。


すると、面白い結果が出ました。

4世帯のお母さんが全て違う精油を選ばれたのです。


そして、小さいお子さんのお母さんは柑橘系精油、小学生のお母さんは樹木系精油に分かれました。



子連れのお母さんにも安心な国産アロマ



子連れのお母さんは知らない香りの精油を嫌がるものです。

安全かどうか分からないものは拒否しておこうという本能がはたらくためです。


お子さんの年齢が小さければ小さいほど、その傾向が強く出るように感じます。

また、知っている香りならお子さんでも大丈夫だという配慮がはたらくのかもしれません。


その点、日本産の精油は馴染み深い原料からつくられているため、いつも安心してご利用いただいています。



ママと子どもの幸せな時を刻むアロマ


トリートメントを受けながら、その感触にうっとりとする子。

気持ちが良くなってうとうとし始めた子。

だいだいの香りで「みかんが食べたくなっちゃった。」という子。



お子さんは素直で純粋なため、効果がわかりやすく、おもしろい反応を見せてくれます。


イベントの最後に、

「残ったアロマオイルはお持ち帰りいただき、ご家庭でもトリートメントをお楽しみください。」

とお伝えすると、


あるお子さんが、

「えっ、いいの?今日、一番嬉しい!容器も一生、大事にする。」

と言いました。


「一生」という言葉を聞いて、嬉しいような悲しいような感じたことのない気持ちになり、涙が出そうになりました。

大袈裟ではなく、本当だと思ったからです。


アロマの香りと共に

今日の日が親子の良い想い出となりますように



ソシオアシス

SOSIOASIS(ソシオアシス)はフランス語で社会を表すSOCIO(ソシオ)とOASIS(オアシス)を合わせた造語です。 社会の困難や厳しい状況の中での安らぎや安息の場所でありたいという意味が込められています。

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