【体験】「 ソシオエステティック」は貴重なふれあいの場



良質な睡眠に欠かせない3つのこと


先日、婦人保護施設を訪問し美容ケアをさせていただいたところ、入居者様が「生活にメリハリがなくてとにかく眠い」とおっしゃっていました。


睡眠時間は取れていらっしゃるそうですが、睡眠の質が良くないかもしれないことをお伝えし、日中にやってほしいことをアドバイスさせていただきました。


以前、ブログ記事に書かせていただきましたが、「睡眠ホルモン」のメラトニンは日中いかに「幸せホルモン」のセロトニンがたくさん出たかに比例します。

(詳しくはブログ記事 「不眠には「睡眠ホルモン」メラトニン」 をご覧ください。)


セロトニンを出すために必要な3つのこと

①呼吸運動

②1日、30分太陽の光を浴びる。

③グルーミング(ふれあい)



触れ合うことの少ない環境


わたしは2つ目まで言いかけて、ハッとしました。

3つ目は、グルーミング(ふれあい)だったからです。


婦人保護施設はDV被害者のシェルターの役割もしているため、当然のことながら隔離された環境です。


施設のスタッフや臨床心理士が定期的に訪問しカウンセリングする機会はあるものの外部の人と日常的な会話をする機会はほとんどありません。


わたしにとっては数あるご利用者様のお一人が、ご利用者様にとっては月に一回、外部の人と会話を楽しめる貴重な機会だったのです。



ふれあうことの大切さ


頭ではわかっているつもりでしたが、今さらながら訪問させていただくことの重要性を感じました。

そして、何がなんでもお約束は守らなければならないという責任の重さを感じました。


婦人保護施設の入居者様は一見、サロンに通われるお客様と変わらなく見えるため、つい忘れてしまいそうになりますが、「隔離」という明らかに特殊な環境下での生活を余儀なくされています。


同じ「リラクゼーション」を目的にした施術であっても、一般の方の「リラクゼーション」とは訳が違うのです。


もう一度、そのことを重く受け止めて、再スタートしたいと思います。



ソシオアシス

SOSIOASIS(ソシオアシス)はフランス語で社会を表すSOCIO(ソシオ)とOASIS(オアシス)を合わせた造語です。 社会の困難や厳しい状況の中での安らぎや安息の場所でありたいという意味が込められています。

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