婦人保護施設での隔離下における入居者様の心理状況



隔離が与える心理的影響


現在、月に一回、岐阜県の婦人保護施設を訪問し美容ケアをさせていただいております。


入居者様の中には、外界との接点が極端に少なくなったため、孤独感や寂しさを抱える方もいらっしゃいます。


また、スマホの使用が禁じられたり、自由に外出できないため、不便さや不自由さをお話しになられる方もいらっしゃいます。


過去には、突然、隔離された環境の中で生活することになり、家族や社会と離れる寂しさや心配を隠せない方もいらっしゃいました。



長期になる程高まるストレス


また、最近感じているのは、入居が長期になるほど孤立感や疎外感などの心理的苦痛により、ストレス状態に陥りやすくなってくることです。


ストレスの影響は心だけでなく身体にも及び、頭痛、肩こり、腰痛、むくみ、冷え、便秘、不眠などに悩まされる方もいらっしゃいます。


(詳しくは、ブログ記事 「【体験】「ソシオエステティック」は気分転換の手段」 をご覧ください。)



隔離下におけるソシオエステティックの必要性


ソシオエステティシャンは外界との数少ない接点となるため、訪問し会話することにはとても意義があります。


(詳しくは、ブログ記事 「【体験】「ソシオエステティック」は貴重なふれあいの場」をご覧ください。)


また、多くの入居者様は「美しいもの」や「癒し」を欲していらっしゃいます。


化粧品の容器や色は美しく、見ているだけでも楽しくなりますし、アロマオイルの香りやトリートメントは心地よく緊張を解し不安を軽減してくれます。


あるご利用者様は毎回、アロマの香りを楽しみにされており、着席するやいなやアロマのテスターに手を伸ばし、香りを選ぶ段階から癒されているのが分かります。


入居者様の肉体的・精神的な苦痛を少しでも軽減できるよう、ソシオエステティックがお役に立てれば嬉しく思います。



ソシオアシス

SOSIOASIS(ソシオアシス)はフランス語で社会を表すSOCIO(ソシオ)とOASIS(オアシス)を合わせた造語です。 社会の困難や厳しい状況の中での安らぎや安息の場所でありたいという意味が込められています。

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